ご挨拶 Greeting
主任教授 重森 稔
Minoru Shigemori MD, PhD - professor, chairman -
医学博士
日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
略歴
1970 久留米大学医学部 卒業
1971 医学部脳神経外科学講座勤務 助手
1976 学位記授与
1976 米国ニューヨーク大学脳神経外科へ留学
1978 医学部脳神経外科学講座 講師
1986 医学部脳神経外科学講座 助教授
1992 医学部脳神経外科学講座 教授
1995 天津医科大学 客員教授、天津医科大学附属第一中心医院 名誉教授
研究分野: 重症脳損傷の病態と治療、複雑な脳血管障害の病態と外科的治療、頭蓋底外科
『日本神経外傷学会機関誌』 編集委員、『脳神経外科』『ブレインナーシング』 編集同人
『Neurologia medico-chirugica』 Editorial Board、『久留米医学会』 編集委員長
『小児の脳神経』 Referee Board、『Neurosonology』 編集顧問
『Neurologia medico-chirugica』 Editorial Board、『久留米医学会』 編集委員長
『小児の脳神経』 Referee Board、『Neurosonology』 編集顧問
代議員: 日本脳神経外科学会
評議員: 日本脳卒中学会、日本臨床モニター学会、日本脳循環代謝学会、(財)久留米大学愛恵会
監事: (社)日本脳神経外科学会九州支部
常任理事: 日本脳神経外科救急学会
理事: 日本神経外傷学会、日本脳・神経超音波学会、日本脳腫瘍の外科学会、日本意識障害学会、
日本頭蓋底外科学会
日本頭蓋底外科学会
運営委員: 神経損傷の基礎研究会、日本脳卒中の外科学会、脳代謝モニタリング学会、
日本神経内視鏡学会
日本神経内視鏡学会
委員: 日本脳神経外科学会 専門医生涯教育委員、脳死検討委員会、用語委員会、専門医認定委員会
世話人: 日本小児神経外科学会、神経救急学会、老年脳神経外科学会、日中友好脳神経外科会議、
九州山口脳神経外科血管内手術研究会、脳出血学会、脳低体温治療学会、福岡救急医学会、
意識障害を考える会、日本脳神経外科術中画像研究会世話人
九州山口脳神経外科血管内手術研究会、脳出血学会、脳低体温治療学会、福岡救急医学会、
意識障害を考える会、日本脳神経外科術中画像研究会世話人
顧問: 日本神経内視鏡研究会サテライトハンズオンワークショップ、
日本脳神経血管内治療学会九州・山口地方会
日本脳神経血管内治療学会九州・山口地方会
頭部外傷データバンク委員会 委員長
厚生労働省臓器移植委員会「脳死下での臓器提供事例に係る検証会議」医学的検証作業グループ委員
福岡県高次脳機能障害支援対策推進委員会 副委員長
厚生労働省科研費研究班「高次脳機能障害者に対する地域支援ネットワーク構築に関する研究」
九州ブロック委員
日本脳神経外科学会医療問題検討委員会 診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業 臨床立会医
九州ブロック委員
日本脳神経外科学会医療問題検討委員会 診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業 臨床立会医
福岡県高次脳機能障害支援事業における相談支援体制連携調整委員会 委員
障害者自立支援法による指定自立支援医療機関の久留米大学病院脳神経外科担当医師
ご挨拶
臨床の教室に課せられる社会的使命の第一は専門分野の診療と研究の質を不断に向上させ、優れた専門医を社会に送り出すという教育責任にあると思います。臨床医学では患者への共感から動機が芽生え、臨床上の疑問や問題から研究の発想も生まれ、さらに疾病に対する敵愾心から診断や治療技術も進歩するという側面があります。
それ故、教室では次のような共通意識が必要と考えています。つまり、臨床を志す1人の医師として、また組織に属する1人の人間としての基本精神とも言うべきものです。それは、“人間が好きである”、“人間に興味がある”という気持ちではないかと思います。いずれも本質的には各個人の感性や心根に関わることですが、このような前提をもとに教育や研究もすべて診療の現場にその原点があるということ、すなわち“現場主義に徹すること”を最重要視しています。“臨床に還元できる研究”、“患者のためになる臨床教育”に力点をおいている由縁でもあります。このような基本理念があってはじめて“安全”、“確実”で“質の高い”医療を提供しうると考えているからです。
一方、臨床医が患者に提供しうることが実際には大変限られているという事実は現在は勿論、将来も同じでしょう。臨床の現場では自分の非力と共に生命の不思議や強靭さを実感することもまたしばしばです。若い人達が向上心や挑戦する精神を持つことは極めて大切ですが、自己の技量や能力、最先端の医療技術を過信せず、謙虚な“生命を畏敬する心”を忘れてはならないと思います。そこで診療の際は、“目の前の患者にとって何が最良の手段か”を常に考えることを強調しています。“医師は1人1人の患者から育てられる”ということは臨床医学の普遍の真理であると思うからです。
現在の医療現場においては個人の役割もまた限定されており、教室全体が活力を維持するためには、教室への帰属意識と社会人としての協調心もまた大切な用件といえます。そこで、(1)人の和(2)チームワーク (3)開かれた教室、という教室の基本ルールを掲げていますが、これらは教室の運営を円滑かつ効率的に行い、時代の変化に対応するためにも必須のことと考えています。
以上のような基本理念に賛同する多くの若人の入局を大いに期待しています。




